03 Mar. 2026
「エプソンフォトグランプリ2025」に入選
エプソンが毎年開催する、“インクジェットプリント”によるフォトコンテスト「エプソンフォトグランプリ2025」に入選しました。
いつかまた、何かのテーマで撮りためた写真を、どこかのギャラリーで個展が開ければな…との思いがあって、バラ売りになってしまうフォトコンへの応募は積極的にしてきませんでした。一方で、実現の可能性が未知数である個展のために、せっかく撮った写真が、他者の評価を得ることも公に世に出ることもなく、ストレージに眠ったままになってしまうのも残念。
そこで、かつて個展をやらせてもらったことがあるエプソンが開催するフォトコンへ、撮りためた写真の1ピースを今回は応募してみました。
エプソンフォトグランプリについて
フォトコンと言えば、デジタルデータをWeb上からアップロード、またはSNSにアップした写真にハッシュタグを付けて応募完了!という主催者側も応募者側も手間要らずなスタイルが主流です。
しかし、エプソンは、ビジネス、ホームユースを問わずプリンターを作っている会社なので、このフォトコンへの応募はプリントです。プリントに馴染みのない人にとってはややハードルがやや高いかもしれませんが、プリントを前提とすることで、自分のイメージを実際に手にすることができる「形」とするため、写真のトーンを整えたり、出力する紙を選んだりと、「作品づくり」を楽しむ機会になるかもしれません。
応募部門は「ネイチャー部門」「ヒューマンライフ部門」のふたつ。それぞれの部門から審査員賞、優秀賞が各1名。両部門をまたいでグランプリが1名。そして、各部門から入選、佳作がそれぞれ20名選出されます。
また、今回は気軽に参加できる「ハガキで応募部門」も新設されました。
プレスリリースによれば、2025年度の応募総数は前年を大きく上回る11,895点、うち計236作品が入賞作品として選出された、とのことです。
入賞作品は、渋谷のギャラリーで開催される「プリントでつながる写真展 Photo Connect SHIBUYA」にて展示されます。
場所:ギャラリー・ルデコ(渋谷)
会期:2026年3月24日(火)〜3月29日(日)
※詳細は以下リンクからご確認ください。
入選作品について
「ヒューマンライフ部門」に応募し入選した作品は、「バラ売り」したくないと言いつつも、実はあるテーマで撮りためていた写真の一つでした。
終わりなき再開発が続く東京の街を、何らかのかたちで表現できないか? と街をさまよいながら撮ったひとコマです。
「ヒューマンライフ部門」というだけあって、人間味あふれる写真が上位の入賞作品となっていますが、その中で、よくこの写真を選んでくれたな、というのが正直な感想です。
撮影場所は、松坂屋銀座店の跡地に、2017年に竣工したGINZA SIX(ギンザシックス)の屋上。緑が多く植えられた都心のオアシスのような快適な屋上庭園で、周囲がガラス張りの回廊になっているため、銀座の街並みを見下ろすことができます。
写っているビルは、銀座通りを挟んで向かいにあるユニクロ銀座店。
静かに暮れてゆく空と眠りにつきつつある街、それとは対照的に、煌々(こうこう)とした店内でショッピングを楽しむ人々の姿が映し出され、異世界が隣り合っているような雰囲気を、とても良いタイミングで捉えることができました。
気に入った場所に、季節や時間帯を変えて何度か通うこともあります。でもスナップ写真は基本的に一期一会。その時に出会ったシーンを大切にしたいと思っています。
SNS全盛のいま、「作品」に出会えるリアルのギャラリーは減る一方です。時間と手間はかかりますが、自身の世界観を表現できるそれなりのレベルの写真を揃え、またいつの日か、どこかで作品展が開催できればと思っています。
